わんぱく捕物帖
 取調官はかあちゃん。
かあちゃんは我が家の「おきて」そのものである。

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No.20 トイレ大好き事件 98/10/06 被告人:まろ
 
トイレに入ると、たいていまろがついてくる。水が流れるのが好きなのだ。 
かあちゃんが掃除をしようとしてドアを開けたあとで、用を思いだし、その場を離れた。 
さーて、とトイレに戻ると!きゃ〜〜っ!!まろが便座から一歩便器の中に踏み出していた。 
これもいつかやるとは思っていたが...。
  
判決:有罪。二度とやって欲しくないので厳罰、足洗いの刑。
ばかばかー!
 
No.19 セクハラ事件 98/10/06 被告人:まろ
 
かみぐせがある。今日もノッてきてあちこちがぶがぶされた。なんとまろはかあちゃんのバストにまで...。ところがちっともいたくない。見れば、ガップリ噛みついているにもかかわらず、噛めども噛めどもぶらじゃしか当たらないのであった。人前でするなー!
  
判決:ハリボテ露呈罪により有罪。パンチ1発
 
No.18 いいかげんにしろ事件 98/09/28 被告人:まろ
  
今日はスタジオから4回も脱走した。いいかげんにしてくれ。 
(ところで、どうして脱走しても下のフロアのデザイン会社のドアの前にしか行かないの?)
  
判決:わかってる。そこまでしてスタジオにつれてくるかあちゃん達が悪いのよね。
まろ無罪。
 
No.17 盗難事件 98/09/26 被告人:まろ
 
夜中にトイレに起きると、床に黒いものがあった。 
「ゴキブリか?!」とおそるおそる見るとそれは栗だった。 
実は先日、品川京急ストアで買った栗(税抜き680円)がとんでもなくまずかったので、まろにくれてやったのであった。彼は初めての食べ物に有頂天だった。しかし、そうたくさん食べられるものでもなく、残りは全部ごみ箱に捨てたのであった。 
この栗を、何とごみ箱から盗み出したらしい。床は栗だらけ。濡れ手に粟ならぬ「濡れ鼻に栗」のまろのまぬけ面。プッシュするとあくタイプのフタではあったが、これをあけてしまう日がこんなに早く来るとは。 
翌日は来客の予定があったが、恥をしのんでわが家のごみ箱はガムテープ張りになった。
  
判決:有罪 パンチ3つ
ついでにあんな栗を売った京急も有罪。
 
No.16 まろ発覚事件 98/09/13 被告人:家族3人
 
朝から人が訪ねてきた。まさか大家が気づいたか?!びくびくしながらまろを隠して出て見ると、向かいの部屋のおばあちゃんだった。 
にこにこしながら「猫ちゃん飼ってるの?」といきなり核心をついてきた。どひゃー!やっぱりきたか!! 
しかし、おばあちゃんは「鳴くからわかるのよ。いいのよ、大家さんには内緒にしますよ。実は私も飼おうとして拾ったことがあるのよ。でも逃げられちゃったのよ。だからね、これ、残ってたものだけど使ってちょうだい。」とトイレ砂とカリカリ飯をくれた。 
ふえ〜、心臓が止まりそうだった〜!
  
判決:おばあちゃんの心遣いに免じて無罪。
でも夜泣き(してないけど)で迷惑をかけないようにしましょう。
 
No.15 フランス山型事件 98/09/13 被告人:まろ
 
朝起きると、神戸屋(パン屋)で買った「フランス山型」一斤がぼろぼろになって床にあった。 
これは夕べまろにやられないように、わざわざ高さ180センチある冷蔵庫の上において寝たはず。 
おまえ、冷蔵庫に上ったね。それも、炊飯器をジャンプ台にして...。(炊飯器は足跡だらけだった。冷蔵庫の上はこの一年掃除してないからアシがついた。) 
この瞬間、とうちゃんとかあちゃんの今日の朝ご飯は消えた。
  
判決:有罪 腹ヘリパンチ2つ
 
No.14 子どもおそるべし事件 98/09 被告人:かあちゃん
 
ベランダに洗濯ものを干そうとして、まろにベランダに逃げられた。 
呼んでも呼んでも外が珍しいもんだから戻りゃしない。道からはほんの少ししかベランダが見えないはずなのに、「ママー!あんなところからネコが見てるよ〜!」と街中に響くような声で叫びやがる子どもが。あんなところで悪かったね。うちはペット禁マンションなんだからね。見つかったら君のせいだからね。
  
判決:かあちゃんのうっかり度に有罪。
世間をわかっていない坊主にも執行猶予付有罪。早く大人になりなさい。
 
No.13 ひげト音記号事件 98/08/28 被告人:まろ
 
かあちゃんがスパゲッティのお湯を沸かしていた。だのに、ガス台に向かってジャンプした。その瞬間きな臭いにおいが立ちこめ、まろの右ひげはト音記号になった。 
あれほど、ここは熱いと言っただろう?! 
みっともないので、とうちゃんが短くカットしてくれた。どうなっちゃうんだろうと思ったが、11月になってようやく気にならない程度に生えそろってきた。 
某事件の容疑者じゃあるまいに、スパゲッティがらみじゃ恥ずかしいわ。
  
判決:情状酌量の余地あり 
執行猶予1ヶ月
 
No.12 ふすま事件 98/08/25 被告人:まろ
 
夜泣きでとうちゃんかあちゃんの睡眠を妨害するので、ふすまを閉めて台所に締め出して寝た。でも起きたらベッドにいた...。同じ現象が2度続き、3度目にかあちゃんは、まろが爪を差し込み、前足を差し込み、鼻っ面でこじ開ける現場を目撃してしまった。す、すごい。でも、何でそこまでして開ける?
  
判決:悪い子だけど、その難易度に免じて無罪。
 
No.11 暗室事件 98/08/20 被告人:まろ
 
 とうちゃんが暗室でプリントをしていた。←とうちゃんはカメラマンなので写真も自分で焼かなければならない。 
どうしてかそこに忍び込んだまろは、うっかり、現像液にじゃぽんと前足二本をつっこんでしまった。居合わせたとうちゃん、アシスタントの和田、まろの3名がそれぞれかな縛りにあった。 
その後、和田が「まろが変色しちゃう!」とあわてて洗ってくれた。あのー、衣類は確かに変色しちゃうんだけど、まろも変色するのだろうか...。と話を聞いたかあちゃんは思った。
  
 判決:お仕事のじゃまはゆるしません。洗濯の刑。
 
No.10 不法侵入事件2 98/08/05 被告人:まろ
 
スタジオの隣に別な会社が入っている。ある日、その会社のお姉さんの悲鳴が聞こえた。一分後にドアをノックする音がして、開けると隣の会社のお兄さんがまろをぶらさげて立っていた。「あの〜、ねこ来ました」。 
このビルは長屋状態でどの会社もなじみなので、天井に穴をあけてエアコンの風をわけてあげていたのだ。実害がなくてよかったけど、そこは経理の仕事をしてるので、パソコンを踏んだりしなくてホントによかった。
  
判決:まろ逆転無罪。
油断していたとうちゃんとかあちゃんに即刻天井ふさぎ命令。
(オリ状に工作)
 
No.9 ベランダ置き去り事件 98/08/01 被告人:とうちゃん
  
とうちゃんがうっかりベランダ側の窓を開けた。そしてうっかり閉めた。外出2時間。 
お気づきのようにまろ2時間締め出し。それにしても、落ちなかったし、大家に見つからなくてよかった。仕事に出かけるところだったが、真っ黒になったまろを風呂に入れなければならなかったのは仕方がないと思われる。かあちゃんは留守だったしー。
  
判決:とうちゃんに有罪。なじられること数時間。
 
No.8 不法侵入事件 98/07/22 被告人:まろ
 
スタジオのドアには注意を促す貼り紙がしてあるが、来客の隙に脱走してしまうことがある。たいてい、すぐその場で取り押さえられるが、今日は下の階まで逃げてしまった。天気がよかったので入り口を開放していたデザイン会社の中まで逃げ込んで大捕り物に。とうちゃんは平謝り。せめておつきあいのある会社でよかった....。
  
判決:有罪。まろに蹴り一発。
とうちゃんとかあちゃんの過失も認められる。
 
No.7 取り調べ官暴行事件 98/07/03 被告人:まろ
 
この頃めっきり大きくなったが、脳味噌は極小のまま。最近ふざけて体当りすることを覚えて困っている。今日はものすごいスピードで助走をつけて前足からきた。かあちゃんのみぞおちにバッチリ入ってしまい、数分うずくまる。 
自分の体力を自覚していないので気をつけないとヤラレル予感。
  
判決:取り調べ官に対する執行妨害により有罪。
コサックダンス1セット。
 
No.6 アラート事件 98/07/02 被告人:まろ
  
昼食から戻ると、スリープにしておいたはずのMacのディスプレイに「この名前は長すぎます。フォルダの名前は31文字以内にしてね」のアラートが出ていた。 
おまえ、キーボードを踏んでディスプレイから降りたね。とうとうこの日が来たか....。(TT)
  
判決:執行猶予 大事はなかった為とりあえずチョップ1つ
この前はパワーボタンを踏んだのでもう一回やったら今後は一日一食の刑
 
No.5 フライパン事件 98/06/04 被告人:まろ
 
ふと見るとガス台の上に洗っておいておいたフライパンの中にまろが座っていた。 
父ちゃんは「そのまま火を付けてやればよかったのに」と恐ろしいジョークをかました。
  
判決:有罪 チョップ1つ。とうちゃんは火あぶりの刑
 
No.4 さろま事件 98/05/31 被告人:まろ
 
知ちゃんちにお泊まりに行った。知ちゃんちには「さろま」さんという大人の猫がいる。 
まろは初めてよその猫に会うのだ。おまけにさろまさんは5キロあるだけでなく、長毛種なので見るからに大物だ。 
まろは入るなり「ふーっ」とすごんだ(誰の家だ?)のはいいが、目は涙目。足は後退り。 
かあちゃんからは3メートルとは離れることのできない、情けない姿を一同に晒し、「マザコン」の不本意なイメージを与えてしまった。
  
判決:執行猶予1年 これから頑張りましょう
 
No.3 植木鉢蹴倒し事件 98/05/28 被告人:まろ
 
外を覗きたいばっかりに、窓辺の植木鉢に乗って、ブラインドにしがみついたまろは、見事に転倒。植木鉢は真っ逆さまに転落。葉っぱはちぎれ、土はじゅうたんにぶちまかれた。
  
判決:原状修復を命じたが、無視。よって有罪。4の字固め。
 
No.2 おやぢ狩り事件 98/05/31 被告人:まろ
 
まろはどう教えても、噛み癖と膝の上での爪とぎをやめようとしない。 
指、腕、すね、と容赦がない。小さいだけあって爪も歯もするどいので、結構辛い。 
そんなある日、寝ていたとうちゃんが悲鳴を上げた。 
「急所はいくらなんでもひどいよ〜(TT)」とは原告の弁である。
  
判決:かあちゃんは男性じゃないから少々甘め。
子供だから執行猶予3ヶ月。
 
No.1 おソソウ事件 98/05/04 被告人:まろ
 
まろをもらった。かあちゃんは、車の中で早速記念撮影などに燃えた。 
途中、とうちゃんはスーパーで買い物をするが、かあちゃんはまろと離れたくなかったため、車中待機となる。少しトイレに行きたかったが家までもうすぐだし、がまんすることにした。 
が。あれ?股間の前部が温かくなったな....と思ううち、臀部までがぬくもってきた。
こ、この感触はまさか?!二十数年ぶりに私はやってしまったのであろうか?? 
しかし、その実体は被告のソソウであったことは言うまでもない。
  
判決:かわいいから無罪 ソソウでさえもかわいい〜
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