わんぱく捕物帖
 取調官はかあちゃん。
かあちゃんは我が家の「おきて」そのものである。

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No.40 スター事件 99/02/20 被告人:とうちゃん
 
かあちゃんが帰宅すると、玄関先までスポットライトの光が。遊びほうけてきたかあちゃんへの嫌がらせかと案じるが、どうも、そうでもないらしい。 
部屋にはいると、とうちゃんは上機嫌。中古カメラ屋でムービー用のスポットを5000円で仕入れたらしい。 
「バッテリーが何時間くらい持つか、テスト中♪」 
かあちゃんの心配をよそにとうちゃんは上機嫌。ただ、その後の言葉には驚いた。 
「まろはさっきから40分ライトを浴び続けてるんだ♪」 
な、なぜ?イヤならよければいいものを、まろはそれに甘んじ、当然ながらまぶしそうに目を細めている。別にテストなら誰にも迷惑のかからないところへ向ければいいのに!!!(--#) 
ただでさえライトを浴びるのは疲れるのに。まさか「これで少々疲れれば、夜中に暴れることはないだろう」とでも思っているのか?これは明らかにいじめ。かわいそうなまろ...。帰りが遅れたかあちゃんを許せ。よよよ(泣く)
  
判決:有罪。
まろの敵、今度寝込みを襲って、まぶたの中に光入れたる。
  
 
No.39 ベジタリアン事件 99/02/19 被告人:まろ
 
夕食のほうれん草のおひたしをかあちゃんが一切れ落とした。 
するとそれに猛然とアタックするまろ。あっという間に、かぷかぷ食ってしまった。 
以前から菜食の毛はあるのだが、やはりたまげる。 
先週、小松菜のおひたしを食べるか聞いたときは見向きもしなかったのに、その違いがどこから来るのか不思議である。 
近い将来、ほうれん草さえも食卓に出しておけなくなることが予想され、かあちゃんの食事の支度はより困難になるのだろう。(TT)
  
判決:無罪。でもこれっきりね。ほうれん草はシュウ酸も含んでることだし。
  
 
No.38 とうちゃんの操事件 99/02/18 被告人:まろ
 
今朝、かあちゃんが起きたら、とうちゃんはもう起きてTVを見ていた。少々不機嫌そうな顔は、寝ぼすけかあちゃんのせいか?おそるおそる「ういっす。」とご挨拶。(これが新婚二年目の事実だ。合掌) 
しかし、とうちゃんの困惑はかあちゃんのせいではなかった。 
毎朝、まろはなかなか起きないかあちゃんになんぞは目もくれず、まっすぐとうちゃんのところへ行って朝食の催促をする。問題はその手段である。今朝はなんと、とうちゃんの唇にあの濡れた冷たい鼻を押しつけたのだそうだ。 
初めてのちゅう♪である。 
とうちゃんはちょ〜不機嫌で、唇がごじょごじょになるくらいぬぐっていた。かあちゃんは正直言ってうらやましい。
  
判決:無罪。全然オッケー。次回はかあちゃんにちゅうしてね。
  
 
No.37 居留守事件 99/02/06 被告人:まろ
  
いつも玄関の鍵を開ける音がすると、まろはマッハ5のスピードで玄関にとんでくる。 
(オツムの弱い奴だが、こればかりはかわいい←親ばか) 
ところが今日は、いつ飛び出されてもいいように体を低くしてドアを開けたのに、気配がない。 
たまに、ぐっすり寝こけていると少しダッシュが遅れることもあるので、靴をわざとゆっくり脱いでやったがまだ来ない。こんなにお迎えが遅れたことは、過去に一度。精神安定剤を飲んだときだけだ。いつものねぐら、ソファーをのぞきこんでも姿なし。 
「まろー!」「まろーっ!!」3階上の大家に聞こえるような大声で呼んでも返事もない。 
   ....?! ....!!!  (TT) 
トイレに閉じこめて出かけてしまったっけ?ガスの元栓はちゃんと閉めて出たよな?首をくくるようなおもちゃはないよな?まさか、鳴き声がうるさくて近所から苦情が出て大家が留守中に連れ去ったか? 
やむを得ない。大家に聞きに行こう。玄関で靴を履いていると 
「ふにゃあ〜〜」。 
まろは湯気が立ちそうなぽ〜っとした顔で、ベッドのある四畳半から出てきやがった。 
現場検証(布団に触っただけだけど)の結果、彼は初めて私たちの留守中に「布団で昼寝」をしたことが判明。 
ばかもの〜!呼ばれたら返事くらいせい! 

どうでもいいが、今日はかあちゃんのとうちゃんの誕生日だったなあ。

  
判決:有罪!もう一度湯気のでそうな顔を見せてみろ。
ヒンズースクワット5万回。
  
 
No.36 節分事件 99/02/03 被告人:まろ
 
今日は節分である。 
当家でも、まろが来て初めての節分じゃあ、豆まきをせねばなるまい。 
玄関の外用には煎り大豆、室内用には落花生を用意。一応楽しく行事は終わったのであった。 
問題は毎度おなじみ丑三つ時である。あいかわらずまろは「いんにゃ。まだ暴れたいんや。」とかたくなに床につくのを拒んだ。しばらくすると「バリバリ」という奇怪な音がする。しかしもうかあちゃんは大抵のことでは驚かない。そのまま無視して寝てやった。へへん 
さて、驚かないはずのかあちゃんが肝を冷やしたのは朝になってである。 
夕べ拾い忘れていたはずの落花生が一つ丸ごと消えている。そしてそこにはわずかな落花生の殻のかけら。う〜ん、恐るべし何でも食いである。落花生を殻ごと全部食う奴が相手かと思うと、何か空恐ろしいものを感じる。 
疑問なのは、翌日煎り大豆を食べたときに、あんなへなちょこな皮をご丁寧に残したことである。まだまだまろのキモチは理解の果ての果てである。
  
判決:かあちゃんの腹は痛まないから勝手にしたまえ。無罪。
  
 
No.35 ウオシュレット事件 99/01/31 被告人:まろ
 
トイレ(人間用)から聞き慣れない音がしてくる。 
そういえば、さっき、なかなか出てこないまろを閉じこめたっけ。 
見てみれば、その正体はウオシュレットの温風が吹き出す音だった。(--#) 
お尻を洗わない奴は乾燥不要!
  
判決:陪審員、電子ちゃんにより有罪。
トイレ掃除一週間。
  
 
No.34 夜中の氷事件 99/01/25 被告人:まろ
  
まろに一緒に寝ようと誘ったが、「いんにゃ。まだ遊ぶ。」と断られたので、先に寝さしてもらった。 
しかし、しばらくすると「カラカラカラ...」と氷の音が。 
「えっ?なぜっ?!」 
恐がりのかあちゃんは震え上がった。 
が。目を凝らすと、暗がりに浮かぶテーブルの上の白く丸い影。 
あの音から察するに、しばらくグラスの中でくるくる回していたな。きっと。 
とうちゃんが飲み残した水割りの氷を真夜中にいたずらするのはやめましょう。 

ふっ。それにしても、一時に比べてなんとかわいいいたずらだ。 
大分落ち着いてきたと見える。(感涙)

  
判決:大人へあこがれる時期は誰にでもあるもの...。お酒は1歳になってから。
執行猶予3ヶ月。
  
 
No.33 まろ教育問題 99/01/19 被告人:かあちゃん、とうちゃん
 
ずっとうちの教育方針のせいでまろがぐれたのかと悩んでいた。 
でもね〜、今日、聞いたんだもんね〜。獣医さんで。 
「まろの兄弟もお世話になっているそうですが、こんな荒くれはまろだけですか?」 
って。そしたら、彼女はにっこり笑って 
「い〜え〜。大きな声では言えませんけど。」 
ですって。いっひっひ。うちだけじゃないんだって。少し慰めになりました。
  
判決:少し安心。無罪でいいよね。(自分に甘い)
  
 
No.32 々々・連続いやがらせ事件 99/01/18 被告人:まろ
  
出勤に際し、靴を履こうとしてかあちゃんは凍った。 
靴の中には、ペーパーフィルターに入ったコーヒーかすと、白菜の切れ端が入っていた。 
夜のうちにまたゴミ箱をあさったらしい。とうちゃんがあらゆる知恵を絞ってゴミ箱ガードをしたのにぃ!とうとうゴミ箱は壁にべったりとガムテープで貼り付けられたのであった。
  
判決:自分のことだと逆上する母。有罪。パンチ100発。
  
 
No.31 続々・連続いやがらせ事件 99/01/17 被告人:まろ
  
夜中に、ゴミ箱を執拗にねらい、2度落とした。 
とうちゃんがガムテープで壁にぐりぐりに貼り付けたのに....。 

ついでに、夕べはとうちゃんの枕を何度もぶんどった。(かあちゃんは、とうちゃんのために2度もまろをかあちゃん側に引っ張ってやったのに...)まろは、寝ているとうちゃんに嫌がらせまでして枕を自分のものにしているらしい。 
彼の枕は冷却材が仕込んであるので、まろはお気に入りなのだ。 
アンタねえ。借りるだけにしなさいよ。なにもぶんどらなくったって...。

  
判決:本人すっとぼけ。きっと今夜もするはず。張り込み継続中。
  
 
No.30 続・連続いやがらせ事件 99/01/16 被告人:まろ
  
RIKIさんちの9にゃんツアーから帰ると、今日もゴミ箱はさかさま。 
でも、今日はちゃんとゴミはおふろに隠して出かけたもんね。 
朝の納豆の発砲容器が一個入ってただけだったもんね。 
でも、発泡スチロールも納豆も好きなまろは、それをずたずたにかみ砕いていた。全部チェックしたが、残骸には全く納豆のにおいも残骸も残っていなかった。 

ものすごくきれいになめたので 
ちょっと感心。

  
判決:本人はこれでも罪状否認。審理中
  
 
No.29 連続いやがらせ事件 99/01/15 被告人:まろ
  
今日も生ゴミ用のゴミ箱がまっさかさまに倒れていて、中身がぶちまけられていた。 
(夏だったら死刑だ)
  
判決:本人はこれでも罪状否認。審理中
  
 
No.28 いやがらせ事件 99/01/14 被告人:まろ
  
今日も帰宅すると 
・生ゴミ用のゴミ箱が荒らされた。 
・キャンディの袋が噛み破られていた。中の個別包装もすべて歯形がついている。一つだけ中身もなくなっていた。食ったのか、どこかに転がしてなくしてしまったのか。(うちにアリが発生したらどうしてくれる?) 
・トイレ砂の袋が噛み破られており、床中紙砂だらけ。片づけていたとうちゃんが叫んだ。「袋の中に固まったおしっこが〜!!」 

まろの仕返しは果てしなく続く....(TT) 
事務所にいきたきゃ、相応の態度に出なさい。ここ最近のいたずらは笑いが出ない。(--#)

  
判決:本人はこれでも罪状否認。審理中
  
 
No.27 どなべ事件 99/01/13 被告人:まろ
  
昨日あんな事件があったので、当面、事務所には連れて行かない。ずばり自宅謹慎である。 
とうちゃんとかあちゃんが仕事を終えて帰宅すると、台所で土鍋が割れていた。(TT)
  
判決:なべかえせ。釜ゆでの刑。
  
 
No.26 取調官暴行事件・再び 99/01/12 被告人:まろ
  
や、やられた.....。 

知り合いが事務所を訪ねてきた。イタダキモノのチョコレートのおすそ分けに。(なんていい人だ) 
しかし、最近、よその人が嫌いなまろは、いきなり彼女に食らいつきやがった。チョコレートをくれた彼女に対してだ。(--#) 
血が流れるほどの傷を負わせてしまったので、かあちゃんは心からお詫びをして、特大バンドエイドをもって治療にあたった。 
彼女も気を使って「ほいじゃまた来るわ!」と去ろうとした。 
かあちゃんは、またまろが襲いかかるのを防ぐため、彼女がドアを開けている間、押さえ込もうとした。 
その時である。 
「おまえも敵か?!」とまろが突然逆上。かあちゃんの右手にがっぷり牙が食い込んだ。 
すごい出血と猛烈な痛み。 
すぐさま財布を握りしめて医者に駆け込んだが、18日現在まだ大事な右手の鈍痛は続く。 

とうちゃんとかあちゃんは、とうとうよそ様にまで怪我を負わせることとなったまろに頭を抱えてしまった。 
獣医さんに相談してみたが、「去勢の後はおとなしくなる」と言う神話は即効性はないとのこと。しばらく様子を見るしかないのだが...。

  
判決:な、なぜ?早く更正してくれ。
有罪。自宅謹慎2週間。
  
 
No.25 とうちゃん障害事件 98/12/28 被告人:まろ
  
初めてのお正月を迎えるまろくん。今年はとうちゃん、かあちゃんと一緒に、かあちゃんの実家(福島)でお年越し。 
かあちゃんは秘かに、実家にまろを預けて、ちょろっと温泉にでもいっちゃおっか〜(^^)...なんて作戦を立てていた。しか〜し!寒い福島で、血も凍るような大事件が勃発してしまった。 

夏もまろを連れて里帰りを体験していたので何も心配せずに福島へ。 
少し心配なのは、帰る前日からスプレーを始めたこと。(くちゃい!) ま、汚したら洗って許してもらおう、とお気楽に考えてた。 
ところが、いざ、福島に着いてみると、実家の父母に「ふ〜〜〜〜〜〜っ!!」 。それも、威嚇どころか、完全に戦闘モード!  最初は「どーした?じじばばを忘れちゃったのかい?」と穏便に構えていた両親も、行く先々についてきていたる所ですごまれて、トイレにも台所にも近寄れなくなってしまった。 
それをいさめようとしたとうちゃんが噛まれたのはそんな時。 
右手をがっぷりやられて、大流血。完全に逆上したまろは台所の隅で籠城体勢。 
もともとしつけに厳しいとうちゃんは「飼い主を噛むたあ何事よ!」とそのまままろを家の外に放り出しそうな勢い。 
ようやくとうちゃんを羽交い締めにしてなだめ、その後は大捕物(いつものように脱糞付き)。 
格闘小一時間、真夜中になってようやく米袋に追い込み(実家は米農家さ)、使っていない部屋に隔離したが、完全に興奮してまんじりともしない様子。 夜中の3時に私が布団に入れてやっと実家は落ち着きを取り戻した。 
ダンナの手は見る見る腫れて、グローブのようだし...(TT) 

翌日、獣医さんに相談して、少しでも落ち着けるようにと、去勢手術をすることに。 (写真館12月参照) 
もともと、かかりつけの獣医さんに頼んであったのが、予約がいっぱいとか院長不在のためとかで なかなか処置してもらえず、「健康診断はOK。年明けに手術。」と言うことになっていたので、どうせならと即刻獣医さんに直行した。 
手慣れた田舎の獣医さんは、ぱぱぱのぱと処置を済ませてくれ、一安心。 
とうちゃんの手を見て「向かいに外科があるから行っておいた方がよい」という診断で彼も休みの間中、ず〜っと通院、計4本の注射を打たれた。数日手は腫れっぱなしだし、神経もやられちゃったようで、しばらく痛みがあったそうな。 
まろは、急に落ち着いてしまったよう。 傷跡がまだ生々しくて痛々しいが、東京に戻ったら、それはもうべたべたに甘えること甘えること。 
それがあんまりかわいいので、休みの間中右手を使えなかったことも、温泉に行けなかったことも、とうちゃんが台所に立てない分かあちゃんが苦労したことも、全部水に流してやるぜ〜!(←親ばか) 

 私の両親曰く、「これは医者も助手も倒れるはずだ」((No.21参照) 
でも今思うと、なんでさっさと手術してくれなかったの?とかかりつけの獣医さんをちょっと恨みたい...。(TT) 
サカリと環境の変化で、よほど今回の帰省がこたえたのであろう。 まろちん、ごめんね〜! 

ところで、田舎での去勢手術は税込1万円きっかりで済んだ。これはうれしい誤算。差額でうまいものでも買ってあげようっと。

  
判決:ん〜。悪かったのは誰?迷宮入り。
  
 
No.24 ふろにどっぷり事件 98/12/17 被告人:まろ
  
まろはお風呂に侵入するのが好きだ。なぜって温かいし、なんといってもお湯が飲めるのがいいらしい。 
かあちゃんがシャワーを浴びていると、ロックの壊れたドアを頭で押していつの間にかそこにいる。濡れるのがイヤじゃないのかと思うが、結構うまくかわすものだ。 
湯船にお湯があろうもんなら「今日はお湯があるんだね、かあちゃん!」と言わんばかりの好奇の目(写真館12月参照)。湯船の縁に乗って、お湯を飲んだり、くつろいだりしてしばらく過ごすのだ。 
この日も、ちゃんとお湯が入っていることをいったんチェックし、ジャンプ! 
いつかやるだろうとは思っていたが、期待通り。後ろ足が乗った瞬間、勢いで前足が滑って湯船の中にじゃぽ〜ん!後ろ足で必死に踏ん張って、どうにか落ちたのは前足だけですんだが、まろの慌てること慌てること。 
ずばりおばかさんである。
  
判決:しっぽがないからバランスが悪いのよね。次回注意。
執行猶予1ヶ月。
  
 
No.23 干しいも盗難事件 98/12/14 被告人:まろ
  
シチュエーションはNo.22 韓国のり事件とほぼ同様。 
繰り返すなー!学習しろー!
  
判決:ちっとは学習を。
有罪。朝ご飯も抜き!
  
 
No.22 韓国のり事件 98/12/10 被告人:まろ
  
家に帰ったらカーペット中にのりが散っていた。大事なかあちゃんの好物、韓国のりだ。 
韓国のりとは、日本ののりよりも薄めにしいてあって、そこにゴマ油を塗り塩をふったもの。 
どうせ犯人は言わずとしれた怪盗まろ平にきまってる。でも、普通の食べ物ならいざいしらず、何も油ものを散らさなくてもよいと思う。 
掃除機で吸えず、ころころカーペットにも粘着せず、とうちゃん、かあちゃんは泣くばかり。(TT)やっぱりカーペットの買い換えはしばらく様子を見よう。
  
判決:かあちゃんの好物をやったその根性が許せん。
有罪!有罪!晩ご飯抜き!
  
 
No.21 史上最大の凶悪脱糞事件 98/10/06 被告人:かあちゃん
  
まろはでべそだ。××ヘルニアというらしい。余り大きくならなければ問題はないらしいが、まろは、去勢手術のさいに、一緒に手術することになった。 
まずは検査ということで、動物病院へ。 
検査といっても採血と尿検査だけでOKなんだが、本人にはわかるはずもない。待合室にいるうちにがたがた震えだし、バッグから出そうとしたときにはすでに石になっていた。 
前回の予防注射の時に、負傷者を4名出した過去があるので、今回はかあちゃんがカラーをつけて、一緒に診察室に。 
しかし、瞬時にしてカラーはまろに振り払われ、まろ大暴れ。 
かあちゃんの顔にはおしっこがかけられ、肛門からはうんこがぽろぽろ。かあちゃんと先生、助手さんの計4名を引っ掻いて、もう診察室は糞尿+血液まみれの修羅場と化した。やっとのことでまろに沈静剤(¥5,000也)を打ち、採血。検尿は、もうさっきしちゃったから断念。すんでみればたったこれだけなのにねえ。 
ところが今度は助手さんが、自ら消毒用の注射を打とうとしていたが、その後貧血で床に白眼をむいてぶっ倒れてしまった。今度は人間の介抱で診察室は大騒ぎに。 
かあちゃんは何もできずに、おろおろと床のうんこ拾いをしていたが、診察台にぐったりとしているまろをみてたら、さっきのうんこはまろの涙だったのかな....と思えて泣けてきた。 
こんなに嫌いなら、いっそう来なくてすむように健康に気を使ってやらなければならないなあ。 

備考:翌日、かあちゃんは菓子折を持って病院へおわびに。検査の結果、肝臓の値がううんぬんということで栄養補助食品を出された。非常に薬クサイもので、きっとまろが素直に食べるはずもないと判断した助手さんから、薬飲ませ作戦を授かった。ところがどうだ。まろはそのまま与えても喜んでかーりかーりこーりこーりとたいらげ、もっとほしがる始末。うれしいようなさみしいような。やっぱり食欲で生きてる奴は違うわ〜。

  
判決:役たたずのかあちゃんに有罪。ごめんね。
でも、まろも過剰防衛のカドで有罪。
  
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