取調官はかあちゃん。
かあちゃんは我が家の「おきて」そのものである。

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No.225 まろのGW2005 2005/05/4〜7 被告人:まろ
今年のゴールデンウィークは、とうちゃんかあちゃんは、北海道の実家に帰省することにした。
え?!貧乏なあの家族が?!
驚くことはありません。
ありがたいことに、バースデー割引とやらで、破格で帰省が可能であることを知ったのだ。まろは、またシッターさんにお世話になることになった。
仲良くせいよ。

北海道は帯広。
緑が鮮やかで、桜が咲き出したばかり。いいね〜、今回はフリースを着たりしなかったから、「これだから東京もんはダメだべさ〜」と姪っ子に言われなくて済む。
...と思ったが、やっぱり薄ら寒いじゃないですかーっ。室内はストーブ常備なので、皆は半袖のTシャツだったりするのにね。
そこには、「さくら」という名のボーダーコリーの雑種犬が家族に加わっていた。まだ生後四ヶ月。人なつっこいのはいいのだが、興奮しすぎて、人が近寄ると二歩足で立ち上がり、ジャンプして抱きついて。かあちゃんは、顎にアッパーカットを二発も見舞われた。(TT)
とうちゃんやかあちゃんが、いくら声を枯らしても、「お座り」も「お手」もせず、ひたすらアッパーのみ。こりゃ先が長いな。
まだあまり散歩をしたことがないというさくら。お天気のいい日に二人で散歩に連れ出し、散歩の練習をしてみた。リードにつなぐと、喜んで、二本足で散歩を始めるさくら。大通りに面した実家の店先ではちと恥ずかしい。(^^;) 
そりゃもうぶんぶんとひきずられそうになりながら、何度となくかあちゃんの目の前をうろうろするさくらを、2,3度踏んだ頃。さくらはなんとかかんとかかあちゃんの左側を歩くようになった。(気がする。まぐれかもしれないが。) 時々、かあちゃんの顔を見上げながら得意げに歩く。これ!これだよさくら!福島のジョンにはできない、「飼い主との心の交流がある散歩」だよ〜!(^O^)/
川原について、たんぽぽ咲き乱れる土手で休憩しながら「さくら〜、いい子だね〜♪」と頭をなでて気づいた。さくらは白と黒で、ぱやぱやのグレーの毛が混ざっている。その体の触感に驚いた。明らかに、黒い毛の部分と白い毛の部分で表面温度が違うのだ!
ここでふと思い出す。とあるサイトで、「牛ネコ(特に頭部が黒いカツラネコ)はおつむが弱めか?疑惑」が持ち上がったことがあることを。頭部が黒いため、陽があたると温度が上がりすぎて、おつむに悪影響が出ているのではないか、ということだ。
ああ、さくらよ。まろのおつむが弱いことを、身をもって教えてくれたのかい?とほほ〜

帰京する7日は、起きたらそこは雪国だった。ががーん
いきなし、雪が降るもんな〜。くーっ。さくらの散歩は断念して泣く泣く北海道を後にしたのであった。
さよなら北海道。海産物天国、北海道よ。
(義妹が海産物関係の仕事をしているので、どこにも出かけなかったが、うまいものを死ぬほど食わせてもらった〜。)

心躍らせて東京に降り立ち、弾む足取りで帰宅、ドラムロール鳴り響かせて家のドアを開けると.......
開けたらそこはゲロ玄関だった。(--;)
かぴかぴに乾いた、元カリカリがへばりついており、まろと愛の抱擁をする前に、かあちゃんは床に這いつくばって掃除を余儀なくされたのであった。
トイレには、一回分の大と、3個のボール。ご飯のお皿はすっからかん。ああ、また、独身生活を謳歌したのだなまろよ。
トイレを片づけると、更に大&小をひりだすまろ。おまえー。ビール飲んでないか?その頻尿はおかしいぞ?!

とうちゃんかあちゃんが、十勝産アスパラと、とれびあ〜んなたらこで、おいしい「ありがとう北海道夕ご飯」を食べている間、まろは、珍しくかあちゃんの膝の上で丸くなってぐうぐう寝た。
やっぱり寂しかったのかのう。ふぉふぉふぉ
ん?まてよ。
なんか.....なんか.....まろが......臭い。
犬の嗅覚を持つ男・とうちゃんにも確認してもらうと、「こ、これは...っ」と絶句。
まろをひっくり返してみると....
肛門に微少な大(紛らわしくて申し訳ないが、ご飯中なので表現を曖昧にさせて頂く)がしかと残っていたのである。
ぐへー。こんな小さなものがこんなに臭うもんかいな。
「今日はかあちゃんがいないから、ちょっとお風呂さぼっちゃおうかな〜」といったところか?そういや、トイレ砂の埃っぽいざらざら感も否めず。
ティッシュで拭いてみるか、ということになったが、案の定、ティッシュがその敏感な粘膜に近づいた途端、犯ニャンは脱兎のごとく逃げ去った。残されるティッシュとほのかなかほり。
馬鹿者め、しっかり舐めとけーっ。
しかし驚いたのは、まろのその後の行動だ。
お茶碗を片づけながら、まろの横を通るとき、「ちゃんと舐めといてよねっ」と一人ごちながら通ったのだが。ふと振り返ると、まろはしっちゃきになってグルーミングをしていた。
まさかと思っていたが....やはりまろは日本語のレベルがかなり上がっているとみた。

まろは今爆睡中。まだ臀部のかほりは消えない。
多分、明朝、目覚めたらふかふかでいい匂いのまろにもどっていることだろう。(経験談)
問題は。
匂いの元やほこりが、どこに消えたかということだ。
いいさいいさ。どうせかあちゃんの布団の中に置いていくんでしょ?ちぇ。

<翌日のレポート>
まろ、ふっっっっっかふかで全然臭くないす。もちろん、かあちゃんのお布団で一緒に寝ました。
...てことは.....てことだよね。
判決:有罪。
かあちゃん達がいない時でも、
エチケットを守ってグルーミングに務めましょう。

No.224 まろ再び病む 2005/04/18 被告人:かあちゃん
ある朝、まろの右目が腫れていた。
んげっ、またものもらいか?!
夕べ、やけに目やにが多いなと思ったのだ。

そして取り出す毎度おなじみハム太郎のケースに入った魔法のお薬。子供○ート。

「まろちゃ〜〜〜ん、かわいそうでちゅ〜。ハム太郎さんにお目目痛いの痛いの飛んでけーしてもらいまちょうね〜。」
いや、わかってますて。馬鹿全開なのは。(^^;) でも、病気になったペットというのはなんでこんなにもいじらしいんでしょうか。

夫婦で「そんな薬の点し方では怖がる」「あんたこそその手付きはどうなのか」「瞼を手で無理に開くと怖がるじゃねえか」「ぐずぐずしてたら怯えるじゃないのさー」「子供と動物はちゃちゃっやらないとぐずる一方だ」と大もめ。

まろにしては、なかなかよくならず、こりゃいよいよ獣医さんか、と心配したが、なんとか一週間で持ち直した。
日に二度も三度も目薬を点され、ちと参った感じのまろである。

...のに。翌週。
今度は左目が腫れた。
折りもおり、かあちゃんもものもらいで瞼がまっピンク。
おいおいおい、いくら愛で繋がっているとはいえ、そんなことまでシンクロしなくていいんだよ〜。(TT)
さすがにこれだけ続くと子供○ートでいいのかどうか、迷うところだ。
幸いこちらはは三日で完治。獣医さん送りの刑はまぬがれた。(獣医さんにとってもまろの診察の刑をまぬがれた)

それにしてもおかしいのは、それまでは腫れているとはいえ何事もなく生活しているまろが、目薬を点した瞬間から突然「おれって病人じゃないですかぁ?」と、かあちゃんの膝の上でぐったりとし、腕の中にしなだれかかってくることだ。最初は「薬が強いのかーっ!?合わないのかーっ!」と夫婦であわてふためいたが、毎度毎度同じ態度となると、驚きももはやなく、段々その演技力に感心したり呆れたり。いじらしいやら、おかしいやら。
2005年度ニャカデミー賞最優秀主演男優賞候補はやっぱ違うよ。
おびようきのおれ
おれってちょ〜かわいそうじゃん?
判決:有罪。
早くいい目薬を見つけましょう。
デジカメの画像で診察してくれる獣医さんていないのかな。

No.223 まろ、戦う 2005/04/07 被告人:まろ
除湿に使う、「水取ぞ○さん」をご存じだろうか。

押入から使用済みのぞうさんを取り出し、不織布のパックを破いてみたところで、かあちゃんはトイレに立ち、そのままその存在を忘れてしまった。

そして翌日。
仕事から帰ると、「お帰り♪」とちょちょいと顔だけ覗かせたまろ。すぐに部屋に入って何かを始める。何をそんなに夢中になってるんだ?ゲームでも始めたか?
しかし。
それは危険なゲームだった。(当社比)
まろは、水取ぞ○さんに、猛烈なパンチをふるっていた。
とうちゃんが喜んでビデオをセット。かあちゃんもカメラを出して撮影。終わっちゃつまらん、と猛烈に急いだのだがそれは徒労だった。

まろは、ご飯を食べてはパンチ。トイレに行ってはパンチ。途切れ途切れながらも、小一時間もぞうさんをいたぶり続けたのであった。
終いには、ニクキュウが血を流すのではないかと心配したかあちゃんによって、ぞうさんが撤去され、ようやくまろの戦いは終焉を迎えた。
ファイターまろおれわたたかうぜ。

ぞうさんの、いったい何がまろをここまで駆り立てたのか。
電池の充電器、足裏マッサージ機、まろが時として戦いを挑むのはこれまでこの二つだけであった。栄えある三つ目のサンドバッグは水取○うさんに決定....つか、栄え、あるのか?!
判決:健康のため、戦いすぎに注意しましょう。

No.222 まろ、落ちる 2005/03/某日 被告人:まろ
我が家の起床は、1番とうちゃん、2番まろ、ダントツの最下位かあちゃん の順である。
目覚ましが鳴りそうになる音で目覚めるとうちゃん、その気配でばばばっと布団から飛び出すまろ、「みんなもう起きたよ仕事に遅れるよ遅刻だよ」とまろにぎゃーぎゃー鳴かれてやっと意識が戻ってくるかあちゃん。三者三様の朝がやってくる。

当然、トイレに入るのも、とうちゃんが一番先だ。
かあちゃんが起きてトイレに並ぶと、まろが追いかけてきて、かあちゃんの前に割り込む。悪いヤツだ。自分のトイレに入れよな。
まあ、それでも、並ぶ、という秩序を知っているだけ勘弁してやるか。
とうちゃんを追い立ててかあちゃんがトイレに入ると、まろもおもむろに入室する。主な目的は、しまってあるトイレ砂の袋を舐めることと、かあちゃんとのスキンシップ、そして手洗い場の水を飲むことである。
ひとしきりビニール袋を舐めると、かあちゃんの膝に乗せられて、抱っこを楽しむ。今日は、かあちゃんが立ち上がっても、出ていかずに水飲み場?に移動しようと便座の上を渡っていった.....はずだったが、ずるっと音をたてて、まろの後ろ足は便器の中に滑り落ちた。(ーー)
おいおいおいおい、朝から猫の洗濯は時間がかかるぞ!勘弁しろよ〜。
水ぬるむ春。風流人?
判決:有罪。
まずは、割り込みを矯正。
専用トイレを使用し、かあちゃんに順番を譲ること。
抱っこのあとに、噛むのをやめること。
抱っこを終わるときに、みぞおちを思い切り蹴るのをやめること。
段々、愚痴になってきたので、以上!

No.221 下着泥棒疑惑 2005/02/某日 被告人:まろ
洗濯物をたたむ時にだけは、「まろってうざい」と思う。
たたもうとするタオルの上に乗る。たたんだフリースの上に乗る。正座してたたむかあちゃんの股ぐらにもぐろうとする。
何が困るって、どの姿もかわいいから、つい、かまってしまって作業がおざなりになってしまうことだ。
とうちゃんの手前、「よせー」「やめろー」「どけー」とは言ってみるのだが。

そして、たたみ終わったものをしまうのがまた一苦労。
引き出しを開ければ、あっという間にもぐりこみ、当然のような顔をして洋服の一部と化すのだから。

かあちゃんがおパンツをしまっていると、またしてもいそいそとヤツは追ってきた。
まろは、おパンツ・靴下フェチであるから、これらの引き出しが一番好きなのだ。引き出しを開け、一瞬目を離した隙に、もうヤツはそこにいた。
ふと、いったいヤツはここで何がしたいのか、という興味が湧いてきて、観察をしてみた。
1 まずは箱座り。
2 ちょっと伏せて、上目遣いにこちらの出方をうかがう。もちろん、悪いことだとは重々承知の上。
3 シラを切りながら、引き出しの奥に目をやる。
4 突然、奥にあるおパンツを一つ二つと爪に引っかけて、引き出しの外にはじきだした。うおー、やはり変態なのか?!
5 はじいて出来た奥の隙間に、頭を突っ込む。どうも深く潜りたいだけらしい。おパンツ自体には興味がなかった。ほっ。
6 頭が大きすぎて、奥に入るのを断念。
7 恥ずかしそうだが、「俺は別にんなこたあどうでもよかったんだ本当は」と言うように、「びゃっ。」と捨てぜりふを吐いて退場。

愛する息子が変態だった。という気の毒な人が世の中にはいる。
どうやら、かあちゃんはそうではないらしい。そんな晴れやかなキモチになる今日の佳き日。めでたしめでたし。
判決:無罪。
Hな目的ではなかったことが判明。
色気づいたらぶっとばす。
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