No.200 初のネコみたいな事件 |
2004/01/11 |
被告人:まろ |
その日は、うららかなとても天気の良い日曜だった。
あれ?
かあちゃんは、普段気づかなかった現象に驚愕した。
..........................。障子、ぼろぼろだし。がーん。
この障子は、二枚を片方に重ねたまま、開くことがないので、奥の障子の破れは内側からは見えないのだ。朝家を出る時には陽が当たらないため、全く気づかなかった。いったいいつからこんなに破れていたのだろう。恥ずかしいなあ。向かいのマンションから丸見えなのに。
この家に住んで7年。結露もあるし、張り替えも一度で断念したし、サンを拭く時にちょっと雑巾で押しちゃったこともあるし、枠のところから破れたのかな、と思ったら違った。
障子、哀れ。
「お天気がいいから、出窓で光合成しときなさい」と、まろをぐいぐいと窓に押しやって気づいた。
まろだ。犯人はまろだ....。
但し。けして爪をかけて破いたのではなかった。
幅の狭い出窓のサッシと障子の間に、のしっと横たわるまろを見てすべての謎が解けた。幅の狭い出窓で、まろがのうのうと丸くなる時に、障子に体重をかけるため、その荷重に耐えられず、障子紙がみしみしと裂けていくのを目撃してしまった。
捕物帖記念?の第200号。ネコっぽい悪さじゃ〜ん♪と思ったのもつかの間。一番ネコらしくもなく、悪意もない、ただの事故だった。ちょっとフクザツ。 |
判決:心に悪はないが、その体が悪だ。
そろそろ本格的にダイエット開始か。
明日から神社の境内をウサギ跳び。
もちろん障子の張り替えもよろしく。 |
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